2015年1月に観た舞台

スタジオライフ『大いなる遺産』観劇。笠原浩夫さんがピップ、松本慎也さんがヤングピップのバージョンを観劇。笠原さんの名前が最初に出ているから、てっきり笠原さんがメインなのかと思ったらそうではなく、ちょっとがっかり。ヤングピップがメイン。チャ…

2014年12月に観た舞台

城山羊の会『トロワグロ』観劇。面白かった!何気ない会話がどんどんシュールな方向へ。でもそのズレ加減が絶妙。人の密かな欲望や嫉妬を匂わせつつ、あるあると笑える。平岩紙ちゃんの魅力がよく出ていた。石橋けいさんもとてもいい。古屋隆太さんはやはり……

2014年の舞台ベストテン

2014年観劇本数:108本(これから観劇予定の2本含む)ベストテン 1位:ベッド&メイキングス『南の島に雪が降る』 2位:さいたまネクスト・シアター第5回公演2014年・蒼白の少年少女たちによる『カリギュラ』 3位:ゴキブリコンビナート『毛穴からニュートリ…

2014年11月に観た舞台

唐組『紙芝居の絵の町で』観劇。私は2006年の初演を観ていて、そのときはすごく面白かったのだが、今回はまったく楽しめず。理由は明白。唐十郎が出ていないから。久保井研の演出はメリハリがなく地味。若手俳優たちは頑張っていたけれど。戯曲も長くわ…

2014年10月に観た舞台

good morning N°5『秋の、死んで貰います祭り!!地獄の三本同時上演』の『愛欲の乱』観劇。すごく面白かった!オープニングの歌&ダンスがかっこよくてテンション上がる。女優さんたちの捨て身な演技がすごい。小椋あずき、野口かおるが特にすごかった。藤…

2014年9月に観た舞台

ヨーロッパ企画『ビルのゲーツ』観劇。登場人物たちがビルのゲートにカードをかざして開ける。また開ける。さらに開ける。シチュエーションを変えずにここまで面白くできるとは!上田誠さんは、なんでこんなことを思いつくことができるのだろう。くだらなす…

2014年8月に観た舞台

KUNIO11『ハムレット』観劇。素舞台で暗めの照明、音楽もあまり入らないシンプルな演出。こういうシンプルな演出だと役者の力量が問われるが、役者で特によかった人はいなかった。台詞に独特の抑揚をつけており、あまり感情がこもっていないため、場面場面が…

2014年7月に観た舞台

東京デスロック『セレモニー』。様々な儀式に参列するなかで、「時間の区切り」をつけることや自分と人との関係性を確かめること、そして日本人であると自覚することの意義を感じさせられたような。儀式というのはカタチだけれども、そのカタチすらなくなっ…

2014年6月に観た舞台

三条会『三条会のゼチュアンのぜんにん』観劇。三条会のよさは、斬新なアイデアでテキストを解体し、それと俳優の身体をもってテキストのよさやテーマ性を よりダイレクトかつダイナミックに表す、ということだと思う。この作品もそうだ。しかし戯曲が難しい…

2014年5月に観た舞台

川上未映子×マームとジプシー『まえのひ』観劇。川上未映子のテキストを使いながら、青柳いづみがパフォーマンスする。風林会館の元キャバレーという場所の雰囲気や、大音量の音楽が心地いい。青柳いづみはときにパンキッシュに、ときにしっとりとしたパフォ…

4月に観た舞台

新国立劇場で、オペラ『ヴォツェック』観劇。宙に浮かぶ部屋、水が溢れる舞台・・・。舞台装置のダイナミックさが印象的。脇役のキャラの造形が濃すぎて怖いくらい。子役が重要な役どころ。ストーリーは暗い感じなのでインパクトはないが、じわじわと嫌な感…

3月に観た舞台

ニッポンの河川『大きなものを破壊命令』観劇。私は初演も観ているのだが、中林舞と峯村リエが見たかったので行った。中林舞の目ヂカラ、というか顔ヂカラはやっぱりすごい。澤田育子を彷彿させる。複数のエピソードが矢継ぎ早に繰り出されるのでちょっとつ…

2月に観た舞台

FUKAIPRODUCE羽衣『女装、男装、冬支度』観劇。面白かったー。今回は歌が多め。いろんな男女のいろんなシチュエーションを、歌ありダンスあり で描く。女優は可愛いし、男優はセクシー。役者を見ているだけで幸せ。いろんなカップルが出てきて、笑えたり、共…

1月に観た舞台

江戸糸あやつり人形座『泣いた赤鬼』観劇。今年の初観劇になる。面白かった。とにかくあやつり人形がすごい。途中、ありったけの人形がこれでもかというほど出てきて、なんだか見ているだけで胸がドキドキしてしまった。そしてこのストーリー。青鬼さん・・…

12月に観た舞台

毛皮族『血も涙も靴もない』観劇。いつもの毛皮族よりちょっとシリアスな会話劇。いくつかのエピソードが交錯しつつ、お金の話がテーマ?なんか世知辛い感じ。面白くないことはなかったけど、爽快感はなかったな。毛皮族の芝居にはもっと爽快感がほしい。MOD…

11月に観た舞台

スガダイロー5夜公演『瞬か』の飴屋法水×スガダイロー観劇。様々な形をした古いピアノたち。ピアノとしての寿命は尽きているのかもしれないが、数十年もの間、誰かの手によって奏でられてきたという誇りと威厳を持ち合わせている。存在感を放つそれらのピア…

10月に観た舞台

サウンド・ライブ・トーキョーへ行って来た。倉地久美夫+マヘル・シャラル・ハシュ・バズ。マヘル〜が面白かったなあ。音楽家/陶芸家の工藤冬里さんが招 集する不定形ユニット。詩の朗読をヒップホップに乗せて。聴いているうちに言葉も音楽もそれ自体の意…

9月に観た舞台

柿喰う客 女体シェイクスピア『失禁リア王』観劇。ミュージカル仕立てで新鮮だし観やすい。華やかな女優たちが歌って踊る姿は圧巻。皆、歌がうまい。そして色っぽい。道化?役の新良エツ子は・・・もう犯罪的なエロっぽさ。しかも歌もダントツでうまい。ゴネ…

8月に観た舞台

カタルシツ『地下室の手記』観劇。ドストエフスキーの『地下室の手記』の現代版?40歳で無職で彼女なしで引きこもりの男が主人公。男は世間に対してさんざん毒を吐いたり、自分のどうしようもない痛い過去を語ったりしながら、それをニコ生に配信。それを…

7月に観た舞台

ピチチ5『はぐれさらばが“じゃあね”といった』観劇。太宰治をモチーフにした演劇シリーズ。太宰などの文人たちを描いたもの。ピチチならではの大仕掛けもあったが、話はいつもに比べるとちょっと物足りない感じ。ピチチの芝居だと思わなければ、面白かったか…

6月に観た舞台

『姐さん女房の裏切り』観劇。千葉雅子と土田英生による舞台製作事業。まず二人の設定が面白い。50過ぎてもスナックで働く姉さん女房とヒモの男。ストーリー展開で見せるというより、二人のどこかおかしみを感じさせる会話で見せる芝居。上演時間も短めで、…

5月に観た舞台

metro『なまず』観劇。つまらなかった…。役者は頑張っていたが、とにかく本がつまらない。震災後の世界を描いているのだが、荒唐無稽というか内容がないというか…。それでも生きていこう、みたいなことが言いたいんだろうか?月船さららがセクシーな格好で歌…

4月に観た舞台

テアトル・ド・アナール『従軍中〜(略)』観劇。評判良いみたいなので期待して観に行ったが、面白くなかった。話がつまらないし、「神」とか「言葉」についてのセリフが観念的すぎて頭に入ってこなかった。作品としてダメなわけではなく、単に自分に合わな…

3月に観た舞台

箱庭円舞曲『円』観劇。10編のオムニバスで、いつもの箱庭よりやや軽めのテイスト。ひとつひとつの話が短いこともあり、最後まで飽きずに楽しめた。観たからといってなにか考えさせられるということもないが、気楽に楽しみたい人にはいいのでは。『ルル』観…

2月に観た舞台

FUKAIPRODUCE羽衣『サロメVSヨカナーン』観劇。最初のほうは乗れなかったが、『ゾロ目の歌』がすごくよくて心をつかまれた。そのあとの『セックスのない夜』のシーンもよかった。羽衣を見るといつも切なくなる。恋愛の最高潮にあるカップルを描いているが、…

1月に観た舞台

エレファントムーン『罪を喰らう』観劇。今年の初観劇だったけど、面白くなかった。話がつまらないし、まったりして展開もいまいちで引き込まれない。キャラにも魅力がない。東京デスロック『東京ノート』観劇。すごく面白かった、という当たり前のことを言…

2012年の舞台

2012年も残すところあと3日となりました。 今年は会社を5社も変わるなど、我ながら変転きわまりない一年でした。 経済的にも精神的にも不安定でしたが、去年ほど鬱はひどくなく、本数はかなり減ったものの定期的に舞台を観ることができ、こうしてブログを…

12月に観た舞台

ヨーロッパ企画『月とスイートスポット』観劇。いつものヨーロッパという感じで、気楽に楽しめる。傑作というわけじゃないが、観ていてほっこりと和む感じ。三週間ぶりに観る芝居としてはよかったかな。なんかリハビリ的な。ジェットラグプロデュース『見渡…

11月に観た舞台

青年団『アンドロイド版三人姉妹』観劇。面白かった!チェーホフの『三人姉妹』を近未来の日本に翻案したもの。三人姉妹の三女役をアンドロイドが、一家の執事役をロボットが演じる。空気を読まないアンドロイドの発する言葉でその場の人々が凍りついたりジ…

10月に観た舞台

音楽劇『ファンファーレ』観劇。つまんなかった…。音楽はともかく、話がつまんなすぎ。子供向けのような内容。もっと音楽とストーリーが密接に結びついた、ミュージカルみたいなものになってれば面白かったかも。しかしながら、ストーリーがつまんないことに…