2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年の舞台

2012年も残すところあと3日となりました。 今年は会社を5社も変わるなど、我ながら変転きわまりない一年でした。 経済的にも精神的にも不安定でしたが、去年ほど鬱はひどくなく、本数はかなり減ったものの定期的に舞台を観ることができ、こうしてブログを…

12月に観た舞台

ヨーロッパ企画『月とスイートスポット』観劇。いつものヨーロッパという感じで、気楽に楽しめる。傑作というわけじゃないが、観ていてほっこりと和む感じ。三週間ぶりに観る芝居としてはよかったかな。なんかリハビリ的な。ジェットラグプロデュース『見渡…

11月に観た舞台

青年団『アンドロイド版三人姉妹』観劇。面白かった!チェーホフの『三人姉妹』を近未来の日本に翻案したもの。三人姉妹の三女役をアンドロイドが、一家の執事役をロボットが演じる。空気を読まないアンドロイドの発する言葉でその場の人々が凍りついたりジ…

10月に観た舞台

音楽劇『ファンファーレ』観劇。つまんなかった…。音楽はともかく、話がつまんなすぎ。子供向けのような内容。もっと音楽とストーリーが密接に結びついた、ミュージカルみたいなものになってれば面白かったかも。しかしながら、ストーリーがつまんないことに…

9月に観た舞台

『東京福袋』観劇。コープス『飛行隊』は以前水天宮ピットでも観ているものだったが、相変わらず面白かった。まさかのお方が舞台上に上げられていて、大いに笑わせていただきました。いきなり舞台上に上げられて、なにもわからないままあのパフォーマンスを…

8月に観た舞台

KAATキッズ・プログラム2012『暗いところからやってくる』観劇。イキウメの前川さんが、子供向けに書いたちょっと怖くて不思議な話。子供たちがたくさん笑っていた。大人が観ても楽しめる。ただ、わかりやすい分普段のイキウメのような深さはない。オイスタ…

7月に観た舞台

ままごと『朝がある』観劇。太宰治の『女生徒』をモチーフに、女子高生の朝のワンシーンを描く。ストーリーはないんだけど、同じシーンを何度も演出を変えて繰り返すのが面白い。音や光や動きが入り、あるシーンがどんどん生き生きしていくなかで、でも一番…

6月に観た舞台

マームと誰かさん・ふたりめ『飴屋法水さん(演出家)とジプシー』観劇。青柳いづみも飴屋法水もすごい!痛みがダイレクトに伝わってきて、ぎしぎし痛くて切なくて哀しくて、だけど見上げた空は儚く美しかった。私はやっぱりこういう演劇を観たいんだ。空間…

5月に観た舞台

蜷川幸雄演出『海辺のカフカ』観劇。休憩いれて四時間の長丁場だったが飽きなかった。面白かった。動く装置が新鮮。キャラクターも違和感ある人はいなかった。大島さん役の長谷川博己がすごく素敵!あの役に合ってる。ナカタさん役の木場勝己も合ってるなあ…

GW旅行・1

ゴールデンウィークに、一人旅に出た。 一人旅をするなんて、7年前にウィーンに行ったとき以来だ。 私はかなりの面倒くさがりやだから、普通の精神状態だったら一人旅なんてわざわざしようとは思わなかっただろう。少し躁になっていたのかもしれない。 お金…

4月に観た舞台

蜷川幸雄演出『シンベリン』観劇。ものすごく面白かった!『シンベリン』はシェイクスピアのなかでもご都合主義的な展開が目立つ戯曲だが、蜷川によるスピード感溢れる演出で、納得させられる。ラストですべての謎が解明され、次々と解決する様は、爽快で至…

3月に観た舞台

モダンスイマーズ『ロマンサー』観劇。素晴らしく面白かった!蓬莱さんの新境地。骨太なストーリーと濃密な人間関係を描いていて、最後までグイグイ見せる。ラストシーンが素晴らしすぎる。古山憲太郎さんの台詞に震えた。それにしても、『まほろば』観たと…

2月に観た舞台

森田剛主演、宮本亜門演出『金閣寺』観劇。すごすぎて言葉が出てこない。あり得ないぐらいよかった!舞台作品として素晴らしい。一年前にKAATで観たときよりもさらにすごくなっていた。KAATのときはまだ手探り感があったが、ニューヨーク公演を経て完全に振…

1月に観た舞台

ガレキの太鼓『吐くほどに眠る』観劇。面白かった。話が私好みだし、演出も工夫されている。最初のほうは柴幸男の『あゆみ』を想起させる。終演後によく考えると、ストーリーは納得がいかない点もあるが、井上三奈子の演技力というか憑依力のおかげで、観て…