12月に観た舞台

ヨーロッパ企画『月とスイートスポット』観劇。いつものヨーロッパという感じで、気楽に楽しめる。傑作というわけじゃないが、観ていてほっこりと和む感じ。三週間ぶりに観る芝居としてはよかったかな。なんかリハビリ的な。

ジェットラグプロデュース『見渡すかぎりの卑怯者』観劇。箱庭円舞曲の古川さん作・演出ということで期待して行ったのだけど、あまり面白くなかった・・・。話が面白くない。二重人格の話とかありきたりだし。せっかくの華のある役者を生かしきれていなくて地味な舞台になってしまっていて残念。

『ちいさなブリ・ミロの大きな冒険』観劇。タニノクロウ演出ということでまず外れはないだろうと期待して観に行ったがつまんなかった。脚本が一ミリも面白くない。芝幸男もそうだが、子供向けの芝居を作るととたんにつまんなくなるのはなんでだろう。

文学座『海の眼鏡』観劇。文学座に合わせたのかアダルトな感じで東憲司らしさが出ていない。演出も別の人だし地味。面白くなかった。

桟敷童子『泳ぐ機関車』観劇。面白かった。炭鉱町三部作の最終章。そうそう、こういうのが観たかったのだ私は。やっぱり東さんの演出好き。話も切なくぐっとくる。いつも通りといえばそうとも言えるが、文学座を観た後だけに、やっぱり桟敷童子という劇団じゃないとな、と思わされた。

Q『虫』観劇。最初はとりとめのない感じで入りずらかったが、観ているうちに引きこまれていった。いろんなタイプの変わった女の子が出て来て面白い。特に弁当屋で働いてるだらしない感じの女子がツボだった。ずっと笑ってる女の子もインパクトあったなー。

吹越満演出『ポリグラフ嘘発見器』観劇。面白かった。ロベール・ルパージューによる脚本が素晴らしい。現在、6年前の事件、撮影されている映画の話・・・と、何層にもなっているのだが、それをぶれなく見せるスタイリッシュな演出がいい。俳優3人も素晴らしかった。特に森山開次の身体には痺れた。

バナナ学園純情乙女組『バナナ学園大大大大大卒業式〜サヨナラバナナ〜』本日観劇予定

12月の観劇本数は8本。
ベストワンは『ポリグラフ』。あるいは今日観るバナナ。