2015年の舞台ベストテン

2015年観劇本数:63本

ベストテン

1位:アンジェリカ・リデル『地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)』
2位:ゴキブリコンビナート『ゴキブリハートカクテル
3位:ブス会*『お母さんが一緒』
4位:Co.山田うん『舞踊奇想曲 モナカ』
5位:寺山修司作、藤田貴大上演台本・演出『書を捨てよ町へ出よう』
6位:ネルソン・ロドリゲス作、三浦大輔上演台本・演出『禁断の裸体』
7位:飴屋法水作・演出『ブルーシート』
8位:岩井秀人×快快『再生』
9位:KAAT『アドルフに告ぐ
10位:On7『その頬、熱線に焼かれ』

【総括】
年間の観劇本数が63本という、ここ10年でもっとも少ない本数。一番多かった時期に比べて4分の1の数だ。自分でもビックリ(まあ、以前に観ていた本数が尋常じゃなく多かったのだけど)。もちろん本数がすべてではない。けれど、一応仕事もしているし、もうちょっと頑張って意識的に本数を増やしていかなければならないだろう。
本数が減ったのにはいくつかの理由がある。前半期は仕事が忙しくて芝居どころではなかった。そして、芝居というものは、観れば観るほどさらに観たくなるが(劇場行くとチラシをいっぱいもらえるし)、一度遠ざかってしまうとなかなか観劇の習慣を取り戻せなくなるものだ。次第に劇場に足を運ぶことが億劫になり、どうしても観たい芝居や招待いただいた芝居、Twitterなどで話題になった芝居だけを観るようになった。特にTwitterの影響は凄まじい。高評価のものだけでなく、賛否両論で話題になっているような芝居が気になった。1位に挙げたアンジェリカ・リデルも、Twitterで賛否両論を巻き起こしており、気になって観に行ったのだ。普段からアンテナを張り巡らせて意識的に情報を得ることが必要だ。自分の観たいものや気になっているものだけを観ていては、世界が狭まってしまう。これは自分の来年の目標としようと思う。
観た芝居の数は少なかったが、今年もいろいろ面白い芝居に出会えた。それにしても、ベストテンに挙げたタイトルを見ると、なんか私の好みって昔からほとんど変わってないんだなあ……。