10月前半の気になる舞台・1

明日が初日の公演もあるので、とりあえず「10月前半の気になる舞台・第1弾」を大急ぎで。
以下、初日の早い順です。


唐組『西陽荘』
10/1・2・8・9・15・16◎井の頭恩賜公園内 木もれ日原っぱ、10/22・23・29・30◎雑司ヶ谷 鬼子母神
作・演出・出演◇唐十郎 出演◇安保由夫 久保井研 辻孝彦 稲荷卓央 藤井由紀 赤松由美 岡田悟一 気田睦 大美穂 土屋真衣 大石亜衣 轡あずみ 西村淑識 大橋奈緒 吉田芽生 岩戸秀年
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10月の大本命はこれです。通常は春公演しか新作を書き下ろしていない(秋公演は過去作品の再演)唐さんが、今回、秋公演に新作を書き下ろします。震災の被害に触発されて書きあげられたとのこと。
若手もめきめき実力をつけてきている今の唐組は、相当エキサイティングです。安保由夫さんが出演されるのも、どうなるのか楽しみです。


四つ子『四つ子の宇宙』
10/1〜16◎アトリエヘリコプター
作・演出・出演◇岩井秀人 江本純子 松井周 前田司郎
http://4go.main.jp/

公式サイトより。「四つ子は、作家であり演出家であり俳優である四人が集まって一本の芝居を作る企画です。オムニバスではなく、一つの物語を四人で書き、演出し、演じようという試みです。四人の合議で作るわけではなく、それぞれがシーンを担当して作る予定ですので、船頭多くして、なんか大変なことになっちゃうというようなことは起きないはずです。一体どんなものになるのか、私たちにもさっぱりわからないのです。4つの異物が混ざり合って科学変化が起き、毒になったり薬になったり、もしくはただのゴミになったり、わからないですが、きっと何か変なことにはなると思うので良かったら是非足をお運びください。」
この4人が集まってやる公演ということで、それだけでかなり面白そうです。
Twitterのつぶやきも面白い。4人の関わり方が凸凹で。江本さんは本当に本番に出られるのか(笑)。


パルコ・プロデュース『猟銃』
10/3〜23◎パルコ劇場 他、兵庫、新潟、福岡、名古屋、京都公演あり
原作◇井上靖 演出◇フランソワ・ジラール 出演◇中谷美紀 ロドリーグ・プロトー
http://www.parco-play.com/web/page/information/huntinggun/

井上靖の恋愛小説『猟銃』が、日本×カナダの合作で舞台化。中谷美紀の初舞台というだけで観たいという気がする。中谷美紀は妻、愛人、愛人の娘の3役を演じるらしい。演出も期待ができる。


metro『引き際』
10/6〜13◎赤坂RED/THEATER
作・演出◇天願大介 出演◇若松武史 柄本時生 鴇巣直樹 月船さらら(metro) 村上 淳
http://www.metro2008.jp/stage_04_hikigiwa/

月船さらら出口結美子とのユニットで続けてきたmetroだが、出口結美子が女優を引退し、月船さらら単独での「新生metro」が始動。今回は、天願大介の書き下ろしによる完全オリジナル作品となる。metroはずっと観ていますが、とにかく月船さんの色気とパワーが半端ない。過去作品も江戸川乱歩谷崎潤一郎の作品などを積極的にやっており、耽美的・アングラ的で私の好みのど真ん中。今回は映画『世界で一番美しい夜』などを監督している天願さん書き下ろしということで、期待できるかと。チラシのビジュアルも潔い。