『TACT/FEST』

『TACT/FEST』
8/2〜4◎水天宮ピット

コープス(カナダ)『ひつじ』『飛行隊』、ハナ★ジョス(インドネシア)『ビモ・ボトッ〜ビモのおにたいじ』の3本立て。私は3本とも観劇。

コープス『ひつじ』は、役者がひつじの生態を観察し、ひつじになりきっている。水天宮ピットの校庭が牧場になり、そこにひつじたちが放たれる。
ひつじになりきってる役者たちがすごすぎ!メ〜と泣いたり、毛を刈られたり、逃げたり追われたりおしっこしたり、本物のひつじそのもの!
このフェスティバルは夏休みということもあり、親子で来る観客向けなので、小さい子供やその親が多かった。子供たちの反応がそれぞれで、ひつじを見て泣きわめいたり、キャッキャ喜んだりしていて面白かった。
子供たちが自らひつじに餌をあげたりもしていた。ひつじはまた見事に子供たちの手から餌を食べていて、ほんとにさすが!と思った。

そして『ひつじ』と同じコープスの『飛行隊』がこれまた最高だった!
予算削減により飛行機をすべて失ってしまったカナダの飛行中隊。でも5人の戦闘パイロットは志を失わず、可能なあらゆる場所で地上訓練を続ける。ポップ司令官の指揮の下に繰り広げられる厳しくも陽気な飛行訓練。
とにかく全身黒タイツの役者たちが次々と繰り広げる飛行訓練、というかパフォーマンスが、もうすごすぎて。役者さんたちの身体能力とユーモアのセンスに唸り、リズムのよさに我を忘れて見入ってしまった。昼に『ひつじ』を観てるから、なおさら役者たちのおかしさが感じられて。
途中、役者が観客席まで来て、観客の一人を舞台に上げ、その観客もポップ司令官の指導の下でパフォーマンスに参加する。今日選ばれた人、ちゃんとやってて、すごかったなあ。。。英語で話しかけられても普通に返してるし、ちゃんと指示通り動けているし。なんか運動やっている人なのかな。というかいきなり舞台に上げられて、あの度胸ってすごいな。子供と一緒に来ているママのようだった。ママ、度胸あるな〜。

ハナ★ジョス『ビモ・ボトッ〜ビモのおにたいじ』は、影絵と音楽で物語を表現。影絵はすごく美しかったけど、ほぼインドネシア語だったため話がわかりづらく(最初にストーリーの説明があったけど)同じギャグを何度も引っ張ったりしてて(子供って同じギャグでも何回も笑うんですよね)長く感じた。すごく子供向けという感じがして(物語も)子供は楽しめたかもしれないけど、大人の私はちょっと退屈でした。。。