スパカンファン『タカセの夢』

スパカンファン『タカセの夢』

振付・演出◇メルラン・ニヤカム 出演◇スパカンファン(静岡県の中高生10名/秋山実優、猪山菜摘、櫻井奏子、郄瀬竣介、南條未基、増田理子、宮城嶋静加、宮城嶋遥加、村瀬瑠美、渡邊清楓)
8/10・11◎シアタートラム


<作品概要>(公式サイトより)
オーディションで選ばれた静岡県内の中高生10名が、世界水準のコンテンポラリーダンスに挑戦するSPAC(静岡県舞台芸術センター)のプロジェクト。カメルーン出身の振付家メルラン・ニヤカムにより、各人の個性が引き出された充実した作品に仕上がっています。
子どもたちが切り拓く、希望に満ちた“聖域”をお楽しみに。

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プロではない中高生10名が踊ることで、「身体を動かす」ということの根本的な楽しさを感じさせるような舞台になっていた。
ダンスというよりも芝居仕立てになっている。ストーリーがよくわからない部分もあったが、当日パンフによると、若いタカセくんが様々な文化や世代と出会っていく過程を描いたもの。
3面に映し出した映像がかっこよかった。
渋谷の街や新宿駅の映像をバックに踊るシーンがとても好き。あと最後のパーカッションのシーンも、躍動感があってよかった。
ただ、これは本当に好みの問題なのだけど、私はダンス公演は、技術力のあるダンサーが激しく踊っているようなものが好きなのだ。
なので、この公演を観始めてから、「あ、私こういうの好みじゃなかった」と気付いた。
ただ、これはこれでとても興味深かったし、視覚的な美しさもあったし、中高生も弾けていて、よかったと思う。